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Kenko/ミラーレンズ 400mm F8 マイクロフォーサーズ用
世紀の天体ショー「金星の太陽面通過」を撮影するため、新たに超望遠レンズを導入することにしました。

現在使っているパナG VARIO 45-200mmTCON-17の組み合わせではどうしてもシャープに写らないのです。
テレコンの解像度が悪いのか、単に撮影条件が悪いだけか、それとも私の設定が間違っているのか…。
黒点と見間違える(らしい)ほど小さい金星を確実に捉えるには不安が残ります。


そこで、前から欲しいと思っていたパナソニックの100-300mmを購入しようとしたところ、日食フィーバーのあおりを受けたのか、現在のところメーカー在庫無しで生産待ち状態とのこと。
納期は最長2か月?とも言われています。
オークションの中古品も価格がつり上がっていますね。

目先、6月4日の月食と、6日の金星の太陽面横断を撮れればいいのです。
実際、換算600mm以上の超望遠レンズを使う機会なんて私の場合殆どありません。
6月6日が晴れるという保証もありませんし(^^;)
必要なのは性能云々よりも、価格の安さと焦点距離の長さです。


そんな私にぴったりなレンズがありました。
「ミラーレンズ」です。

単焦点で、AFも効かず、絞りも固定でしかも暗い(一般的なものはF8固定)とデメリットばかりのこのキワモノレンズ(失礼…)、とにかく安くてコンパクトで軽いのが取り柄です。

絞り固定でAFが効かないとなるとスポーツ撮影なんかも厳しいでしょうし、独特のリングぼけが出るので、ネイチャーマクロで使うにも工夫が要ります。
しかし天体撮影なら問題ないでしょう。

※キワモノレンズなどと書きましたが、撮る人が撮ればいい写真が撮れるものですねぇ。


調べてみると、現在入手できるマイクロフォーサーズ用のミラーレンズは、TOKINAのReflex 300mm F6.3 MF MACROとケンコーの400mm/F8の2本で、スペックや口コミ、実写レポートなどを見る限りは、描写等はトキナーの300mmが良さそうです。

ただ今回は用途が天体撮影にほぼ限定されており、焦点距離が長い方が良いだろうということと、値段も1万円以上安かったのでケンコーの製品に決めました。

Kenko/MIRROR LENS 400mm F8 マイクロフォーサーズ用

価格.comのアマゾン.jpで送料税込19,800円也。
2万円という金額は安くはありませんが、35mm版換算800mmの望遠レンズが2万円を切ると思ったら破格です。

デザインはかなりイマイチかな(^^;)

Kenko/MIRROR LENS 400mm F8 マイクロフォーサーズ用

付け根が細くて先っちょが太いという、キノコみたいな外観はいただけません( -_-)
ただ外装の素材はアルミ削り出しで、質感はとても良いです。

絞りはF8で固定です。
電気接点のないMF仕様のため、距離目盛がついています。

通常、無限遠に合わせれば、太陽ほどの距離がある対象物なら必ずピントが合うはずなのですが、実際にはミラーの温度による縮膨張や大気のゆらぎのため、無限遠付近での微妙な調整が必要になります。

近接撮影では最短1.15mまで寄ることができ、マクロ倍率は1:2.5(0.4倍?)で、ミラーレンズ独特のリング状のボケを楽しむことができます。


奥にある凹面鏡で集めた光を手前中央にある黒いキャップの裏にある反射鏡がもう一度反転させ、奥の鏡の中央に開いた穴から撮像素子に取り込んでいます。

Kenko/MIRROR LENS 400mm F8 マイクロフォーサーズ用

重量はメーカー非公表(パンフレットには340gとの記載あり)ですが、手持ちのキッチンスケールで測ったところ416g(※フロント及びリアキャップを含まず)でした。
重量感はありますが、換算800mmの望遠レンズと考えれば軽いもんです。

Made in Japanの文字が輝かしいですね(^^)

Kenko/MIRROR LENS 400mm F8 マイクロフォーサーズ用

実際、値段の割に質感は良いと思います。

E-M5に装着したところ。

Kenko/MIRROR LENS 400mm F8 マイクロフォーサーズ用

やはりイマイチです(笑)

Kenko/MIRROR LENS 400mm F8 マイクロフォーサーズ用

まあ見た目は気にしていません。
問題は太陽がはっきり・くっきり撮れるかどうかです。


ついでに太陽撮影用NDフィルターを自作してみました。

自作NDフィルター

TCON17にフードを取り付けるために購入し、分解して放置していた77mmのUVフィルターがあったので、

自作NDフィルター

日食観察用に購入したウィンドウフィルムを、

自作NDフィルター

自作NDフィルター

ひたすら、

自作NDフィルター

自作NDフィルター

重ね張りしました。

自作NDフィルター

…ポンデライオン?

私は横着したので気泡が残ってしまいましたが、車の窓ガラスに貼るときのように薄めた石鹸水を塗り、スキージー(ヘラ?)で水泡を押し出すようにして密着させれば、もっときれいに貼れると思います。

自作NDフィルター

レンズ先端には67mmの雌ねじが切ってあります。
77mmだと上に向けたレンズにちょうど蓋のように乗っかるので、これはこれで便利でした。


6枚重ねで計算上はND約200000フィルターの完成!のはずが、そうもいかないようです。

6枚では明らかに露出オーバーだったので、重ねに重ねてついに9枚重ねに…

※撮像素子上に写ったそのままの画像
Kenko/MIRROR LENS 400mm F8 マイクロフォーサーズ用
E-P3/Kenko MIRROR LENS 400mm/F8

※等倍でトリミングした画像(リンク先がオリジナル画像)
Kenko/MIRROR LENS 400mm F8 マイクロフォーサーズ用

それでもまだ減光しきれていません。

どうやら重ねていけばいくほど、追加したフィルムの減光効率が落ちてしまう(減光されにくくなる)ようです。
今回は透過率13%のフィルムを使いましたが、さらに濃い5%を使うとベターでしょうね。


金星の影がどのように映るかは、実際に撮影してみないと分かりません。
実はE-P3(E-M5)の露出でも問題ないかもしれませんが、露出の調整範囲に幅を持たせたいので今回はISO100スタートのGF1を使うことにしました。



こんな感じで三脚を使用し、撮影します。

Kenko/MIRROR LENS 400mm F8 マイクロフォーサーズ用

チルト式のライブビューファインダーがあると便利ですが…GF1用のLVF1はすでに売却して手元にありません(-_- )

こちらは撮像素子に写ったそのままの画像。

Kenko/MIRROR LENS 400mm F8 マイクロフォーサーズ用作例
GF1/Kenko MIRROR LENS 400mm/F8

等倍でトリミングすると…

Kenko/MIRROR LENS 400mm F8 マイクロフォーサーズ用作例
※リンク先が等倍切り出しのオリジナル画像です

どうでしょう、天体撮影用望遠鏡のシャープさにはかないませんが、パナソニック45-200mm+オリンパステレコンTCON-17よりも圧倒的にシャープです。
これなら金星の姿も捉えることができそうです(^^)


「金星の日面通過」撮影記事はこちら



<あとがき>

ミラーレンズには、一般的な屈折式のレンズにはない特徴があります。
それは「背景ボケがリング状になる」というものです。

具体的には…

Kenko/MIRROR LENS 400mm F8 マイクロフォーサーズ用作例

こんな感じです。

これを知らずに買ってしまうと、「何だこのうるさいボケは!?」と騙された気持ちになるかもしれませんね(^^;)
ただ上手く使えば、個性的な写真を撮ることができそうです。

いずれ試してみたいと思います!


 

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[2012/06/03 23:45] | レンズ・フィルター | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
G VARIO 45-200mm+オリンパスのテレコンTCON-17でサッカーの試合を撮影
皆既月食の撮影でも活躍したOLYMPUSの1.7倍テレコンバージョンレンズ、

consadole_10t.jpg

このTCON-17は今年の9月にマイナーチェンジされる前の旧モデルで、現行モデルはTCON-17Xという型番に変わっています。

新旧の性能を比較したレポート等は見つけられませんでしたが、おそらくコーティング等を含めた性能は光学技術の進化分、現行モデルの17Xが上回るでしょう。

それなのに、なぜわざわざ旧モデルを買い求めたかというと、単に価格が安いからです(笑)

TCON-17Xの新品価格は、価格.comの最安値で10,900円(H23.12.1現在)。
アクセサリーで1万円以上という金額は、私にとっては十分過ぎるほどリスキーです。
いくら事前に情報を仕入れているとはいえ、このテレコンが手持ちのレンズに100%適合する確証を得ているわけではなく、半分博打みたいなものです。


今回入手した旧モデルは、某オークションにて2,600円で落札できました。
2,600円ならまあ、諦めがつく範囲かなと(^^;)

状態は、ボディに目立つ傷があるものの、肝心のレンズは綺麗で傷やコーティングの剥げ等のダメージは見受けられません。

consadole_12t.jpg

公表スペックは、

・TCON-17…レンズ構成:3群5枚、全長:75mm、最大径:80mm、本体重量:260g
・TCON-17X…レンズ構成:3群5枚、全長:77.5mm、最大径:80.9mm、本体重量:280g

となっています。

同じオリンパスのテレコンに、TCON-17BやTCON-17Cなどのよく似た名前の製品がありますが、TCON-17Bは取り付け径が62mm?のタイプ、TCON-17Cはレンズへの取付けがバヨネット式の、コンデジのCAMEDIA C-5060専用モデルらしいのでお間違えのないように。


その他、現行のTCON-17Xは中国製で、旧モデルのTCON-17は日本製という違いもあるようです。

consadole_34t.jpg

私は日本製にこだわるたちですので、この点も悩ましくはありました。
もちろんオリンパスは、中国生産でも品質は確保できるという前提の下、現行の全カメラ製品を中国製に移行したのでしょうから、気にしすぎと言えばその通りかもしれません。
(PENのボディまで中国製とは思いもしませんでしたが ^^;)



TCON-17の取り付けネジ径は55mmです。
一方、LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6の対応フィルター径は52mmですから、装着にはステップアップリングが必要になります。

こちらは500円で購入したケンコーのステップアップリング、

consadole_13t.jpg

398円の中華製ノーブランド品でも良かったのですけど、大して値段が変わらないなら日本製に、という管理人の妙なこだわりが出てしまいました。

consadole_14t.jpg

この組み合わせなら、テレコンのレンズ径が十分に大きいので、ケラレの問題は生じないでしょう。


しかし、長さ100mmのレンズ本体に、さらに75mmもあるテレコンを付けてしまうと、もはやマイクロフォーサーズ用レンズとは思えない外観になりますね(^^;)

consadole_16t.jpg

晴天下で早いシャッター速度が得られる場合は手持ちでもなんとかいけるかもしれませんが、

consadole_19t.jpg

形状的にも重量的にもバランスが悪いので、やはり三脚使用が基本になるかと思います。

望遠側ではちょっとした武器のようにも見え…(-_-;)

consadole_18t.jpg

不安な点は、テレコンを装着する前提で設計されていないLUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6の内側の鏡筒が、260gもあるテレコンの重みに耐えられるかどうか
レンズ中心がずれてしまったり、鏡筒にガタや歪みが生じる恐れがあります。

このまましばらく使い続けて、問題が生じたら報告したいと思います。



屋外で望遠撮影するなら、レンズフードを装着したいですね。

ただ、TCON-17の外筒前端にはネジ山が切られておらず、そのままではねじ込み式のフードを取り付けることができません。
こちらのHPを拝見して、77mm径のフィルターがぴったり収まる仕様であることを知ったので、フィルター枠をアダプター代わりにする方法を試してみます。

フードは、上記HPで紹介されていたHOYA(販売元はケンコー)の「マルチレンズフード」を選びました。

consadole_26t.jpg

3段階伸縮式のラバーフードで扱いやすそうです。

consadole_27t.jpg

価格.COMのAMAZONショップで税込1,200円(送料無料)で購入。

consadole_29t.jpg

上記HPでは77mmのフィルターを介して装着する例が挙げられていますが、実はHOYAのラバーフードをそのままねじ込んでも、それなりにしっかり固定されます。

consadole_30t.jpg

ちょっと位振っても外れない程度です。
遮光が目的なら、このままでもとりあえず問題無いでしょう。


がっちり固定する場合は、レンズにがっちり固定したフィルターを介して装着することになります。

まあフィルターといっても、フードを装着するならフィルターのプロテクション機能は不要ですので、私の場合欲しいのは外枠だけです。
安いフィルターを購入してレンズを抜き取り、アダプター代わりにすることにします。


で、いざオークション等を探してみると、中古のボロでも77mm径ともなれば結構いい値段がついていますね。
それならばいっそのこと安価な新品を…と、またまた激安ブランドのGREEN.Lに登場してもらうことにしました。

購入したのは77mm薄枠タイプのUVフィルターです。

consadole_20t.jpg

お値段は送料込みで1,080円也。
今回はあまりお買い得感はありませんでした(^^;)

しかも届いた商品を見てショック…

consadole_21t.jpg

レンズが枠に嵌め殺しにされている!?
ケンコーのMCプロテクターは、サークリップで固定されていて楽に分解できたのにぃぃ。


ただ、よく見ると、レンズを嵌め込んでいるリングはこじれば取れそうな感じです。

consadole_24t.jpg

精密ドライバーでこじったところ、内側のリングは使い物にならなくなりましたが、レンズを抜くことはできました(-_-;)

consadole_25t.jpg

レンズを使うつもりは無かったのであまり気にしていませんでしたが、今回私が購入した製品はマルチコートが施されていない、通常のUVフィルターだったようで…(-_-;)

マルチコートが施されたガラスの反射光は、通常、下の画像のように緑がかるものですが、

consadole_23t.jpg
(↑CANONの52mmMCプロテクター)

GREEN.LのUVフィルターは…

consadole_22t.jpg

普通のガラスのような反射光色です。

後から検索してみると、GREEN.LにもちゃんとMC-UVなる製品があって、しかもほぼ同じ価格(!)で販売されていることが分かりました。
UVフィルターとして購入を考えている方はご注意ください


更に問題が発生。
いざTCON-17の前枠に装着してみると、

consadole_28t.jpg

なんとスカスカで、そのままでは使い物になりません(-_-;)
ネジ山付きの前枠として使うのであれば、接着剤等で固定する必要があります

ただテレコン本体に恒久的な加工を施すのは避けたいので、結局リングは使わず、ラバーフードをそのまま差し込むことになりそうです。
ラバーフードは取り付けネジ部も硬質ゴム製ですから、抜き差ししているうちに緩くなってくると思います。
リングを接着するのはそうなってからでも遅くは無いでしょう。

しかし同じく77mmのラバーフードはきっちりはまるのにおかしな話ですよね(^^;)
もしかすると他のメーカーのフィルターなら問題なく固定されるのかもしれません。


フードまで付けたときの外観はこんな感じ、

consadole_31t.jpg

consadole_32t.jpg

…バズーカ砲か!?
しかしこれでも260gのTCON-17+LUMIX 45-200mmレンズ380g+E-P3本体(バッテリー込み)369g=1009gです。
フルサイズのEF600mm F4L IS II USMがレンズのみで約4kg/定価137万円(画質も桁違いでしょうけど ^^;)ですから、マイクロフォーサーズならいかにお手軽&コンパクトに超望遠システムを組めるか、ということですね。



後日、TCON-17を購入した一番の目的である、スポーツ(サッカー)の試合を撮影してきました。
11月12日に行われた、コンサドーレ札幌VS大分トリニータ戦です。

ちなみにコンサは今シーズン3位でJ1昇格を決めています!!

E-P3/LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6 MEGA O.I.S.+OLYMPUS TCON-17
consadole_01t.jpg

E-P3/LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6 MEGA O.I.S.+OLYMPUS TCON-17
consadole_02t.jpg

E-P3/LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6 MEGA O.I.S.+OLYMPUS TCON-17
consadole_03t.jpg

E-P3/LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6 MEGA O.I.S.+OLYMPUS TCON-17
consadole_06t.jpg

J1昇格に大きな意味を持つ大事な1戦で観客が多く、三脚は使わずに手持ちで撮影しましが、とにかく恥ずかしいくらいにボールが追えません( ∩Д∩)

35mm版換算600mmオーバーともなると、ファインダー内でボールを追うことなど私にはほとんど不可能で、片目でファインダーを覗きながら、もう一方の目でフィールドのボールを追うなんてことを90分も続けたら目がおかしくなりました。


画質についてはまず、周辺光量落ちがはっきりと確認できます。

最初の1枚は晴れ間に撮影できたものですが、それ以降の曇り時の画像はコントラストも低いですね。
普通に考えると、マスターレンズの”おいしい”中心部のみを使うことになるのですから、周辺光量落ちはむしろ改善されそうなものですが…テレコンバージョンレンズの性能に起因するものかもしれません。

曇天下ではシャッター速度も足りなくなります。
ISO800まで上げても1/320秒では、そりゃぁキーパーの顔もぶれてしまいますね(^^;)

かといってISO400~800でこの画質ですから、1600なんて使いたくありませんし…。
スポーツ撮りに関しては、基本的には晴れた日の屋外以外には対応し難いシステムと言えそうです。

APS-CならISO1600でも十分使えるのかなぁ、なんて思うと、センサーサイズの大きい一眼レフ機がちょっぴり羨ましくなりました。


連写性能もE-P3の秒3コマではほとんど役に立ちません。
E-P3なら基本タイミングを合わせてワンショット撮影しかないでしょう。
しかしそれで、私が良い写真を取れるほど写真は甘くはありません。

うーん、本気でEOS 7Dが欲しくなりました(笑)
もちろんフォーサーズにも、F値がそのままで適度に被写界深度が深いという利点があるのですけど。
今後時間があれば、テレコン使用とトリミングによる拡大の画質を比較してみようと思っています。


関連記事:E-P3+LUMIX G VARIO 45-200mm+TCON-17で皆既月食を撮影!


 

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[2011/12/29 13:33] | レンズ・フィルター | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
謎の激安ブランドGREEN.LのCPLフィルターを実写で比較
北大銀杏並木の撮影に備えて、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6レンズ用のサーキュラーPLフィルターを探していました。


それにしてもPLフィルターって、どうしてこんなに高価なのでしょう。

MZD14-150mm用の58mm径なら、マルミケンコーの一番安いグレードのものでも3,000円位はします。
より大きい径のハイグレード品なら、1万円を超えるモノもザラにあります(゚Д゚ )

しかもPLフィルターは思いのほか寿命が短く、2~3年で偏光カット効果に異常をきたすケースもあるそうで…それが事実なら、高級品の中古を個人売買等で安く購入するのも考え物ですね。

安価な新品を短いスパンで買い換える方が、対費用効果は高いかもしれません。



それならばと割り切って、とことん廉価品を追求したところ、みつけました。
新品で送料税込み1,000円以下という破格の品を。

それは「GREEN.L」という名の、いかにも怪しげなメーカーの製品。

調べたところ、中国の浙江省にあるShangyu GREEN.L Digital Photographic Equipment Co., Ltd.という会社が製造・販売しているそうです。


どれだけ破格かというと…Y!オークションの例では通常品が760円(+送料160円)、薄枠モデルでも850円(+送料)で出品されています。

なんと、径77mmのCLPフィルターですら、送料込み980円!ときています(^^;)

しかし、これで性能や耐久性が有名ブランドの製品と比べて遜色無いとなると、逆に1万円以上もする日本製のPLフィルターの値付けが甚だ疑問に思えてきませんか?

いったいどれだけマージンを取っているんだと( ゚Д゚)ゴルァ


GREEN.Lの値付けを見る限り、サイズにより価格がほとんど変わらないことから、製造コストに占める材料費の割合はごく僅かで、ほとんどが製造ラインを動かすコスト(設備・人件費)と輸送費に占められてるように思います。

噂によると、このGREEN.LのサーキュラーPLフィルターの原価は2ドル(約160円)ほどとか…。

サイズにより極端に価格差がある日本メーカーの価格設定が、余計に不審に思えてなりません。


まあこちらの製品も確かに怪しいニオイはしますが(笑)、先に挑戦された方のインプレッションを拝見しますと、一応ちゃんと使えそうな感じですし、試してみる価値は十分有りそうです(^^)


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入金後2日で商品が到着しました。

greenl_01t.jpg

マルミ等の通常品は前枠の張り出しが大きく、見た目恰好悪いので、薄枠タイプを購入しました。


ケースの形状はKENKOタイプ。レンズが収まる位置には、気持ち程度ではありますがクッション材も敷かれています。

greenl_02t.jpg

少なくともパッケージの簡素化だけで、大幅なコストダウンを図っているようには思えません。


フィルター本体の質感は、高いとはお世辞にも言えませんが、値段の割には健闘していると思います。

前枠の回転の手ごたえに多少雑な感じがあるものの、操作に支障は無いレベルです。



このGREEN.Lのフィルターの特徴は、とにかく全高が低い(薄い)こと。

一般的に、PLフィルターはその構造(回転する前枠と後枠を組み合わせている)から、どうしても通常のMCフィルター等よりも厚くなります。

greenl_04t.jpg

比べてみると、GREEN.Lの薄さが際立ちますね。

私がノギスを使って計測したところ、

 ・MARUMIの通常品:10.15mm(8.25mm)
 ・GREEN.Lの薄枠タイプ:8.65mm(5.90mm)
 ※括弧内はレンズ側取り付けネジ部を除いた枠のみの厚さ

でした。

しかもこの薄さにもかかわらず、きちんと前枠にもネジ山が切ってあります。

これで性能的にも遜色が無いとなると、本当に驚異の高コストパフォーマンスです。



参考までに、MARUMIの52mm径の通常グレード品。
(購入価格は確か2,500円位だったかと…)

マルミのこのコンパクトのような収納ケースは、使い勝手も見た目も非常に良いので気に入っています。

greenl_03t.jpg

なお、フィルターの性能を決める要素の一つであるコーティングについては、C-PLフィルターに関してはこれら日本製の有名ブランドのものでも通常グレード品にはマルチコートは施されていません

KENKOの「ZETA」クラスの製品になるとMC+PLになりますが、その分値段もアホみたいに高くなります。



<実写比較>

この調査のためだけに国産CPLフィルターを買い足すのは馬鹿らしいので、52mm→58mmのステップアップリングを噛まして、対応フィルター径52mmのG VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.に両者のフィルターを装着しています。

greenl_05t.jpg

ステップアップリングも中国製のノーブランド品なら398円程で購入できるところ、ちょうどY!オークションにケンコーの日本製ステップアップリングが500円で出品されていたので、そちらを購入しました。

万が一、工作精度が悪くてステップアップリングの水平が出ていない、なんてことがあったら正確な比較ができなくなるので念のため。


「JAPAN」の文字が誇らしげです(^^)

greenl_06t.jpg

検証には、色癖が少ない(と個人的に思っている)GF1を使いました。

greenl_08t.jpg

一応、レンズとの相性も考えてのことです。

参考までに、GREEN.Lの58mmをMZD14-150mmに装着したところ…

greenl_07t.jpg

見た目だけなら、有名メーカーの通常グレード品よりもすっきりして良い感じです。



空を撮り比べてみました。

(上から1.フィルター無し、2.MARUMI、3.GREEN.L。撮影モード:Aモード、WB:オート、フィルムモード:スタンダード、フォーカス:MF無限遠、ISO100、絞りF6.3で統一。導かれたシャッタースピードは1.フィルター無しが1/640、2.MARUMIが1/100、3.GREEN.Lが1/160)

greenl_13t.jpg
greenl_14t.jpg
greenl_15t.jpg
(RAWデータをSILKYPIXでJPEGへデフォルト設定で現像後、PhotoshopCS2でリサイズ+文字入れ込み)

窓を閉めて室内から撮影したため、映り込みが入ってしまっていますね m(_ _)m

また、太陽との位置関係によっては、このように青の濃淡がムラになるので(-_-;)注意してください。

greenl_21t.jpg

フィルター無しが一番綺麗な発色じゃん!…というもっともな意見はこの際置いておいて(^^;)、私は元の青の色味を残したまま単純に濃くしたように見えるマルミに軍配を上げました。

GREEN.Lの方がより濃いと見る向きもあると思いますが…どうでしょう、私には何となく緑がかっているというか…くすんでいるように見えます。


まずフィルター(ガラス)自体が、GREEN.L(上)は緑
マルミ(下)は少し青味がかっているように見えます。

greenl_25t.jpg
(H24.8.17追加)

別の画像で比較してみても、

greenl_11t.jpg
greenl_12t.jpg

やはりGREEN.Lのそれは少しくすんでいるように感じられます。

ただ、マルミのフィルターは8か月程前に購入したもの(使用回数は2、3回)でして、多少なりとも劣化が進んでいて、色合いが微妙に異なった可能性が無くはありません。
GF1との相性もあるでしょう。

余談ですが、PLフィルター装着により光量が2段分程度減少していることも分かりました。




次に空以外の色表現の比較。

(上から1.フィルター無し、2.MARUMI、3.GREEN.L。撮影モード:Aモード、WB:オート、フィルムモード:スタンダード、フォーカス:AF、ISO100、絞りF5.6で統一。導かれたSSは1.フィルター無しが1/50、2.MARUMIが1/20、3.GREEN.Lが1/15)

greenl_16t.jpg
greenl_17t.jpg
greenl_22t.jpg
(RAWデータをSILKYPIXでJPEGへデフォルト設定で現像後、PhotoshopCS2でリサイズ+文字入れ込み)

写真の撮り方が良くなくてはっきりとした差が出ていませんが、マルミもGREEN.Lもカード表面の反射光をカットしており、この意味でのPLフィルターの性能には問題は無いようです。

greenl_23t.jpg

また、配色カードの色バランスに大きな崩れは見られませんでした。

GF1の背面液晶では、GREEN.Lの画像は若干緑がかっているように見えましたが、PC画面上ではほとんど気になりませんでした。

乱反射が少ない被写体の色の再現性に関しては問題無さそうです。




<総評>

難癖を付けた色味も、この程度の違いであれば、実質的にほとんど支障は無いでしょう。

耐久性は使い始めたばかりでまだ分かりませんが、AFは問題なく効きますし、乱反射光のカット等の基本性能にも大きな差は無さそうです。

特に大口径フィルターのコストパフォーマンスは抜群に高いので、ブランドにこだわらないのならGREEN.Lという選択は十分有りだと思います。




<あとがき>

今回の検証から学んだこと。
それは、常用でないPLのようなフィルターはステップアップリングを使って使い回せばいいということです。

37mm→58mmなんてアダプターもありますから、マイクロフォーサーズ(というか私のレンズラインナップ)なら基本58mm用が1個あれば用は足りそうです(^^)v


 

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[2011/11/23 22:41] | レンズ・フィルター | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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