スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 | page top
簡易防湿庫に防カビ剤 (フジカラー/カビ防止剤)
未だ購入に至らずにいる撮影機材用の防カビ剤。
「カビ対策は大事!」などと吹聴している本人がそれを怠っているなんてお恥ずかしい話です。
ここらで一念発起(?)、防カビ剤を買うため、カメラのキタムラに足を運びました。



防カビ剤で最もメジャーな製品はおそらく、ハクバの防カビ・防湿剤「(ジャンボ)カビストッパー」でしょう。

fungicide_10.jpg

ちなみに防カビ効果のみなら、同じくハクバのレンズ専用防カビ剤「レンズがカビない君」や「フレンズ」

fungicide_12.jpg

なんてものもあります。
(この二つの商品の内容量以外の違いは不明です)


しかし私が選んだのは、この製品…

fungicide_01.jpg

フジカラーの、その名も「カビ防止剤」です!
(…本当にそのままやね)

なぜこれに決めたかというと、まず第一に値段が安かったから(笑)
5袋入りで180円也。

あとは、私が使っている収納ボックスが容量5L程度と小さく、大容量の防カビ剤は使い切れないこと(※他のどの製品も効力の持続期間は概ね製品開封後1年とされています)、そして「北里研究所の発明による」の謳い文句に乗せられたから、です(^^;)

しかし購入後、中の説明書を読んで愕然としました…。

fungicide_07t.jpg

外からは見えない位置に、

「シリカゲル以外の薬剤との併用は避けてください」

との一文が!?


私が現在乾燥剤として使用している「ふとん用除湿剤」の主成分は塩化カルシウムです。
要はこれらの除湿剤との併用を避けよ、ということでしょうか。

併用することで実際に弊害が生じるかどうか、またどのような害を及ぼすかは不明ですが、数百円程度のコストをケチるために、高価なレンズを賭けて、敢えて博打をする必要性は微塵もありません。
素直に除湿剤をシリカゲルに変えるか、カビ防止剤を買い換えるかのどちらかにすべきでしょう。


防湿材を買い換えるくらいなら、フジカラーの「カビ防止剤」はあきらめて、ハクバの防カビ・防湿剤「(ジャンボ)カビストッパー」一本にするのが手っ取り早い気がします。

ところがこの「(ジャンボ)カビストッパー」、成分は[酸化カルシウム(生石灰)90%、活性炭10%]となっています。

生石灰(CaO)の吸湿の反応式は

CaO+H2O → Ca(OH)2

であり、生成するCa(OH))2=水酸化カルシウム(消石灰)には確かに抗菌作用があると言われています。

しかし、水酸化カルシウムの抗菌作用は水に溶けて溶液のPHを上げる=強アルカリにすることにより発揮されるので、袋に閉じ込められた半固体の水酸化カルシウムに、庫内全体の空気を殺菌する効果があるかは個人的には疑問です。
(少なくともまだ水を吸っていない個体のCaOには殺菌作用は無いはずです)

付随的な効果ではなく、それ自体が薬効的な防カビ効果を有するのはおそらく、レンズ専用防カビ剤「レンズがカビない君」「フレンズ」の方でしょう。


というわけで、これから除湿剤と防カビ剤の購入しようと考えている方には、

・ハクバの防カビ・防湿剤「カビストッパー」(定価420円)+レンズ専用防カビ剤「フレンズ」(定価735円)

もしくは

・シリカゲル系乾燥剤+フジカラー「カビ防止剤」

の併用をお勧めします(^^)



このフジカラー「カビ防止剤」は、効力の有効範囲が薬剤から半径10cmの球空間と狭いので、私の小さなドライボックスでも2袋必要になります。

fungicide_06.jpg

※上画像ではポーチに入れっぱなしのレンズがありますが、保管袋から出しておいた方が効果は上がると思います。(単純に通気性の観点からも、ポーチから出しておいた方が良いと思われます)


中の薬剤は中粒状でサラサラしており、それこそシリカゲルのような様態です。

fungicide_02.jpg

実際、今ボックスに入っている吸湿力が落ちたふとん用除湿剤(主成分は塩化カルシウム)を取り出して、このカビ防止剤を入れておいたところ、湿度が5%程下がりました。(誤差の範囲かもしれません)

しかし除湿はメインの機能では無いので、横着せずシリカゲルタイプの除湿剤と併用した方がいいと思います。


簡易防湿庫の導入、および冬期における除湿剤の効果とその必要性についてについても併せてどうぞ(^^)



 <追記>

ふとん用除湿剤(塩化カルシウム)の吸湿反応は、

CaCl2+aq → CaCl2・6H2O+熱

で表され、反応時に構成元素の塩素やカルシウムの化合物が生じることはなく、また塩化カルシウム自体化学的に安定しており、自然状態で吸湿反応以外の化学変化を起こすことは極めて稀であると言われています。

また、塩化カルシウムから直接塩素等を発生させる化学反応には数百度の高熱が必要になるため、塩化カルシウムを使用した吸湿剤からの水以外の物質の出入りは実質、無いに等しいと考えても良いでしょう。

ということは、これらの吸湿剤が外界に及ぼす影響は、化学的にはシリカゲルと同一視できる=フジカラー「カビ防止剤」との併用も可能である、と思うのですが…いかがでしょうか(^^;)


なんて、私は化学者でもメーカーの研究員でもないので真実は分かりません。
塩化カルシウムだけでなく、潮解した塩化カルシウムを受け止める「保持剤」の影響も考慮する必要があるかもしれません。
お試しになる方は、各人の責任において行ってください。


この製品、『北里研究所が研究開発した成分を三愛石油株式会社が薬剤として製品化し、それを天龍工業株式会社がフジカラーイメージングのライセンスを取得して商品化し一般販売している』というややこしい経緯があるからか、いくら探しても製品の説明を記載しているHPが見当たりません。

直接問い合わせてみるのが一番手っ取り早いと思い、説明書を見ると「製造元:三愛石油株式会社」となっており、「この商品に関するお問い合わせ等に…上記製造元までご連絡ください。」とあります。

三愛石油株式会社のHPの問い合わせフォームは企業向けのものしかないため、個人の消費者は平日に直接電話で問い合わせるしかなさそうです。


…って180円の製品にそこまではしないでしょう(笑)
選択肢としては乾燥剤をシリカゲルにするか、カビ防止剤を他社の素性が知れている商品に買い直すかのどちらかですね(^^;)
 
  
関連記事:
 ○ GF1本体とレンズの保管に防湿庫が欲しい
 ○ 冬期間のカビへの配慮~防湿剤の効果とその必要性について
 ○ ハクバ/ドライボックスNEO 5.5L (お手入れ・保管パーフェクトBOX)
 ○ 東洋リビングの防湿庫「オートクリーンドライ ED-80CDB」を導入

 
 <追記2>

「フレンズ」および「レンズがカビない君」の成分
⇒シメン系およびカルバミン酸系化合物

以下、大阪化成株式会社のHPより


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

○繊維・紙・樹脂等への防黴防菌薬剤
浸漬、塗布加工に効力を示します。

・品名(主成分)/マルカサイドH-4(サイメン系、カルバミン酸系
・用途/繊維、紙、不織布、樹脂、畳等の防黴、防菌
・特徴/1.高度の防黴性を示します(クモノス黴、スス黴にも有効)
 2.防黴>防菌性で、若干のガス化効果も示します

__________________________________

気化した薬効ガスは空気より重いため、大きな防湿庫では効果が薄くなるかもしれません。
小箱等で管理されている方に適していると思われます。


 
関連記事
スポンサーサイト

テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真

[2011/01/29 09:22] | その他撮影用品 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<冬期間のカビへの配慮~防湿剤の効果とその必要性について | ホーム | 冬の北海道大学構内>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://saki1019.blog52.fc2.com/tb.php/65-7f283c8f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。