ミラーレス一眼の高感度撮影性能を検証(LUMIX DMC-GH2編)
LUMIX DMC-GF2およびSONY/NEX-3(NEX-5)の検証結果はこちら。



続いてGH2の検証結果です。

DMC-GH2には、有効画素数1605万画素の新開発4/3型LiveMOSセンサーが搭載されています。

画素数の増加により1センサー当りの面積は相対的に小さくなりましたが、製造技術の向上により、センサー配線幅を更に狭めることに成功。有効な受光部面積が拡がったことで、センサー出力そのもののS/Nは先代のGH1より改善されているそうです。

これに加えて、CPUを3機に増設した新画像処理エンジン「ヴィーナスエンジンFHD」および「3次元ノイズリダクション」との組み合わせにより、ISO1600相当の感度設定で2段分(ISO感度換算4倍)の高感度撮影能力を獲得したというメーカーの方の話がありました。


撮影時の設定等は、

○レンズは展示品に付属していたフルHD動画対応高倍率ズームレンズ、LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.を使用しました。

○設定は、撮影モード:絞り優先AE、測光モード:マルチ、WB:オート、超解像:オフ、露出はノイズを目立たせるため、敢えて抑えて撮影しています。

○掲載画像は撮って出しのjpegを、PHOTOSHOP CS2でリサイズのみ行い、画質12/12で再保存しています。


※RAW画像加工時に使う「SILKYPIX」は、そのバージョンが公開された時点で発売されているモデルにしか対応していません。新しいモデルのデータを扱う際は、バージョンを最新のものに入れ替えてください。

PANASONIC製品向けの無料配布ソフトの最新バージョンはこちらからダウンロードできます。
http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/p/


GH2/LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.
gh2-iso200t.jpg
F6.3 1/30 ISO200
⇒今回はISO200を基準としました。GF2での検証結果を見る限り、より高感度に強いとされているGH2においてもISO100の画質とほとんど変わらないと予想されます。


gh2-iso400t.jpg
F6.3 1/50 ISO400
⇒ぱっと見ではほとんど分からない程度の劣化。
画像右の0(ゼロ?オー?)の微妙に変化する赤のトーンが少し汚くなっていますね。


gh2-iso800t.jpg
F6.3 1/100 ISO800
⇒少なくとも1000×750pixelまで圧縮した画像においては、GF2のISO800で見られたような大きな画質劣化はなく、素人目には、400とほとんど変わらないように見えます。


gh2-iso1600t.jpg
F6.3 1/200 ISO1600
⇒改善効果が最も高いとされている感度設定のISO1600は、確かにGF2のそれに比べれば十分見られるレベルにあります。ただ、左下のカメラの質感などに、気になるガサガサ感が出ていますね。


gh2-iso3200t.jpg
F6.3 1/400 ISO3200
⇒ISO3200から状況は一変。明らかにノイジーで、色味も変わってしまいました。緊急の記録用としてなら可か。


gh2-iso6400t.jpg
F6.3 1/1000 ISO6400
⇒ISO6400はさすがに厳しい。これ以上感度を上げてまで手振れを抑える意味はないと思われます。


個人的には、ISO800までは十分な画質を確保しており、またこの位のサイズで使うのであれば、ISO1600までは十分に使えるレベルだと感じました。
(※画像サイズが小さいと、ノイズは少なく見える傾向にあるので注意してください。)



次に、GF2の時と同様、画面の一部を等倍で切り出して比較してみました。

GH2/LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.
gh2-200t-original.jpg
F6.3 1/30 ISO200

gh2-400t-original.jpg
F6.3 1/50 ISO400

gh2-800t-original.jpg
F6.3 1/100 ISO800

gh2-1600t-original.jpg
F6.3 1/200 ISO1600

gh2-3200t-original.jpg
F6.3 1/400 ISO3200

gh2-6400t-original.jpg
F6.3 1/1000 ISO6400

拡大してみると、やはりISO200から1600にかけて少しずつ画質劣化を起こしていることが分かります。
それでも1600まではその度合いは緩やかですね。
(一番大事なISO1600がピンボケで大変申し訳ありません -_-;)

しかしISO3200からは色味もくすんでしまい、またノイズ除去のアルゴリズムの癖でしょうか、スポット的に強くぼかしがかかり、文字の一部がかすんでいるような状態です。

「ISO1600相当で約2段分の感度向上を図った」とのことでしたが、基準感度がGF2とGH2とで同じという前提に立てば、個人的には全域で1段分くらいの改善かな?と。
(※より厳格な方法で検証しないと真の実力は分からないと思います。このレポートはあくまでも参考までに)



最後に、RAWデータをノイズリダクションOFFにしてjpeg現像してみました。

gh2-3200t-raw.jpg
F6.3 1/400 ISO3200

gh2-6400t-raw.jpg
F6.3 1/1000 ISO6400

GF2のそれと比較すると、GH2のISO6400はGF2の3200と同等くらいと言えるのではないでしょうか。
センサー出力で1段分のノイズ改善が図られたというのは確かなようです(^^)b



<あとがき>

GH2の0.1秒AFはダテじゃない!!

同じ売り場に置いてあったEOS7Dと比較しても、同等かむしろそれよりも早いと感じました。
雑誌では「一眼レフ中級機に匹敵する早さ」などと書かれているGH2ですが、感覚的には「それ以上」です。

実際は0.0秒単位の差など体感できるほど私の感覚は研ぎ澄まされておりませんし、一部で言われているパナの「ピッ」の悪戯?に、その気にさせられているだけの可能性は否定できません(^^;)
ただ、たった0.1秒の違いと軽く流していたGF1とは雲泥の差、とまではいかなくともその差は明白です。

うーん、GH2が気になって仕方ない…(笑)
でもそれなら7D買った方がいいでは?とも思ったり(^^;



LUMIX DMC-GF2およびソニーのNEX-3(NEX-5)の検証結果も参考までにどうぞ。

 
  
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[2010/12/22 03:36] | その他カメラ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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