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スターレットEP91のリアウイング取り外し(錆び落とし、補修塗装)
10年ぶりくらいの車(スターレット)の記事です。

当時所有していたEP82を事故で全損し(-_-;)、現在はその次のモデルのEP91に乗っています。
1999年式の最終型、ほぼノーマルで、年式のわりに綺麗な車体が自慢です(^^)

…それがいつの間にやら、リアウイングの取り付け部分から錆び染みがじわーっと ヽ(`Д´)ノ
早く手を付けなければ…と思いつつも、塗装までするとなるとなかなか手が付けられず。

そのままずるずると半年くらい放置した末、お盆休みに時間を取って錆び落とし~部分塗装に挑戦しました!


--------


<リアウィング取り外し>

(1)リアウイングを固定している2本のボルトを外す

リアハッチの裏側の上部左右に作業用の穴が開いています。



左は蓋を外すとすぐに固定用のボルトにコンタクトできます。



プラスドライバー用の溝も切られている10mmの六角ボルトです。


(+ネジ溝は舐めてしまいました…)

かなり固いので、無理をせずに六角レンチで取り外します。


右は少し面倒で、



配線用のゴム管を外し、


(薄いプラスチック製のへら状のものが有効です。私は靴ベラを使いました)

リアストップランプ配線のカプラーを引き出して、



隙間にレンチを差し込みます。



固定しているボルトはこちらも10mmの六角ボルトです。
ハーネスが太く作業スペースが狭いので、ロングソケットの使用が効果的です。



横着してソケットがボルトヘッドに対して斜めに掛かるとヘッドを舐めてしまいますのでご注意を。


(2)ストップランプ配線のカプラーを外す





(3)リアウィングを取り外す

ウイングを斜め上方に軽く小突くように押し上げるようにして、リアウィング本体を取り外します。



ウィングの下部はフック2か所(左右計4か所)で固定されています。



そのため、上部のボルト2か所のみで固定することができているのです。

固定フックは、上方向に押し上げる力を加えることで外れる形状になっています。



一度も取り外したことのない車両は軽く固着していることがあるので、少し強めに衝撃を与えます。



フックが外れたら、リアウイング本体が車体から分離されます。



せっかくの機会ですので、リアウイングの重さを量ってみました(笑)



重量は2.1kgでした。

たかが2kg、されど2kg。
たまにリアウィングを外して走っているグランツァVを街中で見かけますが、確かに路面から一番高い位置、そして重心から遠い位置の2.1kgの軽量化はそこそこ効果がありそうな気がします。



<錆び落とし>

続いて今回の一番の課題である「錆び」ですが、思った以上に重症です( -_-)



かなり深くまで浸潤している模様…

さらに右側も、まだ軽傷ではありますが点状の錆が発生し始めています。



とりあえず錆び落としから…

(1)320番手くらいの耐水ペーパーで粗削りし、錆びを完全に除去する


(撮影し忘れたためアタリの画像です)

で、以下、

(2)(地金の削れ具合によっては)パテで整形する


(3)補修箇所以外をマスキング
ぼかし剤を使う場合は塗装面積を広く取る必要があります。


(4)プライマーサーフェサー(プラサフ)の塗布
塗布後、完全乾燥(最低でも3時間以上)させた後、600~1000番の耐水ペーパーで研磨する。


(5)補修用の塗料で塗装
EP91白色の純正色「スーパーホワイト2」はソリッド色のため、基本的にはクリア塗装も不要です。


(6)仕上げ
完全乾燥(完全な仕上がりを目指すなら3日以上乾燥させて硬化)後、耐水ペーパー600番 → 同1000番 → 同2000番 → コンパウンド(細目) → コンパウンド(極細) → 液体コンパウンドで磨いて完了

…というのが、一般的な大まかな流れですが、今回は「粗削り」の時点で手遅れであることが判明(-_-lll)



錆が地金の奥深くまで進行しており、完全に除去できません。

ここまで錆が進行すると、上っ面の錆を落として塗装してもすぐに再腐食し、塗装の浮き・剥がれが生じます。

完全に補修するためには、グラインダー等で徹底的に地金を削ったうえで、穴が空いたり欠けたりした個所に「はんだ」等による金属の「盛り」が必要になります。

このレベルの補修をDIYでやる達人もいますが、私には到底無理。
この歳になると、根気も時間も足りません。

今回は上っ面の錆び落とし+防水グリスをたっぷり練り込んで、プロに依頼するまでの一時しのぎとすることにしました。





なお、錆びの原因は、リアウイングの下端がボディに直接接触したためと推測されます。



裏面にはゴム製のクッション材が貼られていますが、貼る位置が悪く用を為していません


(私の個体だけでしょうか…)

17年前の車に今更ケチをつけるのもなんですが、これは間違いなくトヨタの設計ミス、または製造時の作業ミスです(笑)

応急処置として、接触する個所に隙間テープを貼り付けました。



今回は横着して内装用テープを使いましたが、通常は外装用を使用します。

ウィングの形状に合わせてカットし…



貼り付けて完成!



はみ出ることもなく、意外に綺麗に収まりました。




(7)清掃他

清掃及びその他のパーツの劣化等を確認します。



リアストップランプの配線を通す管(外側)は変形、固化及び紫外線による表面の劣化が見られます。



長く乗ろうと考えている方は、パーツが出るうちに交換もしくはケミカル(ラバープロテクタントなど)で補修しておくとよいでしょう。

ハッチとウィングの隙間を綺麗に清掃し、ワックスを塗布。



普段はウィングの陰になり手の届かない箇所も、この機会に綺麗にしておきます。



ついでにリアハッチガラスの撥水コーティングなどもしてみてはいかがでしょうか。



<リアウィングの装着>

(1)ストップランプ用の配線をボディ側に通す



ピンセットなどを使って引っ張り出します。



怪我する恐れがあるので、指で無理やり引っ張り出すといった横着しないように。


(2)カプラーを接続する



先にカプラーを接続しましょう。
ウイングの位置合わせをしているうちに抜けてしまうことがあります。


(3)リアウィング本体をボディに取り付ける

ここで私の経験に基づく注意点を一つ。

「ウィングを完全に固定する前にリアハッチを上げてはいけません」


↑やってしまった…塗装のヒビ(ウイング側)と剥げ(車体側)

ウイング本体がリアハッチと天井の隙間に挟まり、最悪ウィングを破損します。
(てこの原理で強力な圧縮力がかかります)

配線用のゴム管がずれて装着されていないか、また管から配線がはみ出していないかを確認します。


(ずれているとリアハッチ内に浸水します)

左右のフックが確実に嵌まっていることを確認したうえで、取り付け時とは逆の方向(斜め下側)にぐっと押し込みます。



なお、ウィングを固定した際には再度、配線用のゴム管が変形したり、ずれて固定されていないかを確認してください。


(4)ボルト2本を締め付ける

取り外しの際に異常に固かったボルトは、ネジ山が削れていました。


(ウィングの成型の精度が悪くてボルト穴の位置が合っていないのか、または以前の持ち主が着脱した際に真っ直ぐ締め付けなかったのか…)

ドライバーで仮締めしてみても、どうもすんなり入っていきません。

この状態で無理に締め付けると、最悪ねじ山を損傷してしまいます。

場合によってはタップ、ダイスでねじ山を立て直してから装着した方が良さそうです。

すんなり入る場合も念のため、まずはドライバーで仮締めして、真っ直ぐに差し込まれていることを確認してから、六角レンチで本締めを行ってください。



ボルトをリアハッチの隙間に落すと面倒なことになりますので、その対策としても有効です。


最後に左側の化粧蓋と、



右側の配線ホースを元通りに取り付けて、


(押し込む際も、薄いプラスチック製の靴ベラのようなものを使うと効率的です)

リアウィングの取り付け完了!





ちなみに錆びは、外から見える位置にまで達していました(-_-lll)



スターレットEP91に長く乗ろうと考えている方は、とりあえずウィングを外して状態を確認してみてください。
外観上は異常が見られなくとも、塗装の剥がれ・錆びの芽が巣食っている可能性があります。
(今回のケースの右側は実際そうでした)

私のように錆が完全に表に出てしまってからでは手遅れです。
早めに対策を講じましょう。


 
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