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アーロンチェアとスピーナチェアを実物で比較
高機能オフィスチェアの代名詞として絶対的な知名度と人気を誇るハーマンミラー社のアーロンチェアと、先進の快適性とデザイン性を兼ね備えるイトーキスピーナチェア
ひょんなことからこの2台の椅子が、私の10畳ワンルームの狭い自宅に居座っています。


左がアーロンチェア(フル装備Bサイズ中古品)、右がスピーナチェア(フル装備エクストラハイバック・アルミポリッシュフレーム仕様新古品)です。

アーロンチェアとスピーナチェア
(スピーナチェアの脚が青いのは保護フィルムの色です)

曲線基調で有機的なデザインのアーロンと、直線的でメカニカルなデザインのスピーナ、といったところでしょうか。
スピーナチェアは背もたれの形状や素材など、かなり独特な雰囲気です。

パッと見、スピーナのほうが1回りほど大きい印象です。

アーロン・スピーナ(横から)

本体重量はネットで調べたところ、アーロンフル装備が25kg弱、スピーナが30kg弱(ともにメーカー未発表)となっています。
どちらも私の椅子の概念を根底から覆す重さです(笑)
持ち上げて移動などしようものなら、たちまち腰を痛めます。

スピーナはハイバック仕様で、背の高い人やゆったり座りたい人に向いていると思います。
アーロンは背もたれの高さが中途半端で、180cm位の人がもたれかかるとフレームに肩甲骨が当たって痛いという報告がされています。
アーロンチェアは純正のヘッドレストの設定が無いことから分かるように、ゆったりもたれかかるリラックスチェアとしての用途自体想定されていないと考えるべきでしょう)


ところが私は、リクライニングはアーロンチェアのそれの方が良いと感じました。
アーロンのしなるような感触が大変心地良いです。
スピーナのリクライニングは機械的でちょっと上質さに欠ける感じ
ですね。
(スピーナは新品で馴染んでいないだけかも。使い込めばスムーズになるかもしれません)

また、最大リクライニング角度も私が調べたところでは、
アーロン 22°
スピーナ 20°
となっており、スピーナは数字以上に倒れる角度が少ない(浅い)と感じました。
もたれかかって「伸び」をしても、あともうひと伸びが足りず、物足りなさを感じます。
一方のアーロンは、独特の「しなり」と背もたれの適度な低さが幸いしてか、伸びをしたときに角度不足と感じることはありませんでした。


スピーナの独特な後ろ姿は…

アーロン・スピーナ(後から)

着座位置や姿勢変化に合わせてシート座面や腰部のサポートが自動追従するパッシブ・スライド・シート(P.S.S)とアクティブ・ランバー・サポート(A.L.S)機構など、スピーナのリクライニングへのこだわりが凝縮されており、デザイン上のアクセントにもなっています。


座面はスピーナのほうが広いです。

アーロン・スピーナ(座面)

スピーナは特に前後に長いです。
これによりしっくりとくる着座位置の範囲、いわゆる「スイートスポット」が前方に10cmほど拡大され、浅掛け(後傾)にも対応します。

一方、アーロンの座面はフレームがあるため見た目以上に狭いです。
それでも、身長180cm体重55kgの私が座って特段狭いとは感じませんでした。

また、座面の素材がスピーナはクロス(ファブリック)素材、アーロンはメッシュ素材という違いがあります。
スピーナの座面は薄くて硬いという印象です。

適度な弾力と張りで支えるアーロンのトランポリンのような素材感とは対照的です。
私はアーロンのメッシュの素材感が大変気に入りました

メッシュは風通しが良すぎて冬場寒いと言われますが、北海道の場合は冬季の室温が高く、厚着をするので特段寒いとは感じない、というのが一冬越した私の意見です。
むしろ夏場の「蒸れ」の方が気になります。

肘掛はどちらもアジャスタブル(調整式)で、高さと左右の角度が調整可能です。

アーロン・スピーナ(肘掛)

スピーナの肘掛は低反発素材と思しきクッションが入っており、かなり快適です。
アーロンのそれもクッション性はありますが素材表面がべたつく感じがあります。(私のアーロンチェアが古いせいかもしれません)

また、スピーナの肘掛はかなり高い位置まで上げられる点が良いですね。
アーロンは、身長180cmの私には、あと数センチ足りない感じです。

また、古い年式のアーロンチェアは調整機構がダイヤル式でひどく固いため、こまめに調整するのは面倒です。
スピーナはスマートなレバー式で、軽い力でワンタッチ調整が可能です。


あとはどちらの椅子も座面の前後位置の調整ができないのが残念な点ですね。



…ところでなぜ、椅子を2つも購入することになったのかと言うと、先にアーロンチェアを購入したものの、

・家ではワークチェアとしてはもちろん、リラックスチェアとしても使いたい
・ところがアーロンチェアにはヘッドレストが無い(純正オプションの設定自体無い)
・最新の人間工学に基づき設計された新世代の椅子を試してみたい

と思っていたところに、フル装備・上級グレードのスピーナチェア(新古品)が某オークションに激安で出品されているのを発見。
勢いで購入してしまいました(-_-;)


--------------


それでは個別のインプレッションを。

まずはスピーナチェアから見ていきます。

2007年に発売された、洗練されたデザインのスピーナチェア。
中身も最新の人間工学に基づく設計がなされています。

スピーナ(前)

ライバル(?)のアーロンチェアの最大の特徴である前傾チルト機能は装備されていませんが、座面のスイートスポット(心地良く座れるエリア)を広めに取っているので、深掛け(前傾)・浅掛け(後傾)の両方に対応します。


メカニカルな背面デザイン。

スピーナ(後ろ)

着座位置や姿勢変化に合わせて自動追従するシート座面(パッシブ・スライド・シート)やランバーサポート(アクティブ・ランバー・サポート)といったユニークなメカニズムが搭載されています。


こちらはスピーナを購入する決め手となったヘッドレスト。

スピーナ(ヘッドレスト)

しかし残念なことに、そのヘッドレストが私には合いませんでした。
思ったより後ろに倒れません!(上写真が最大に寝かせた状態です)。
中途半端な角度で首が保持されるので、余計に疲れます。
対処法としては、ヘッドレストを一番低い位置に下げて、その上に頭を載せる感じにすると幾分楽になります。

ちなみにヘッドレストの取り外し方ですが、

ヘッドサポートユニット

構造としては、ヘッドレストのレールの端(上の写真を参照)に、

ストッパー(下の写真を参照)が引っかかることにより脱落防止になっているので、

ストッパーの解除方法

このストッパーを内側に押し込んでやる(実際はヘッドレストが装着されているのでマイナスドライバーなどでこじる)と羽が内側に倒れ、ストッパーが解除されてヘッドレストがスポッと抜けるようになります。


スピーナのデザイン上の特徴にもなっているエラストマー樹脂製の背もたれ。

エラストマー樹脂製の背もたれ

「思ったより柔らかい」との皆様のレビューを拝見しましたが、私には少し硬く感じられました
溝(リブ)のおかげで背中の通気性は抜群だと思いますが、夏場は薄着だとリブの当たりが気になるかもしれません。(気温や体温により柔らかくなったりするのでしょうか?)

あとはゴムに近い素材感のため、溝に溜まったほこりの掃除が微妙に面倒くさそうです(笑)


A.L.S(アクティブ・ランバー・サポート)とP.S.S(パッシブ・スライド・シート)。

アクティブ・ランバー・サポートとパッシブ・スライド・シート

着座すると、座面が沈み込みながら後方にぐっと沈み込むと同時に、ランバー(腰)部が前方にせり出すことで、正しい姿勢を無理なく維持することができます。

アクティブ・ランバー・サポートとパッシブ・スライド・シート

最初に座った瞬間、「おっ!」という驚きがあります。
こういうメカニズムはさすがに最新の設計だなぁと感心します。

以上、スピーナのインプレッションでした。



続いて、曲線の美しさを生かしたデザインのアーロンチェア。
20年前の椅子とは思えないほど洗練されています。

アーロンチェア(前から)

頑丈なフレームによりオフィス用途にも十分耐えられます。

アーロンチェア(後ろ)

しかしその分重量が重い
ここまで重いとは想像していませんでした(^^;)
そしてスピーナはさらに5kgくらい重いそうです。

腰の部分にあるハンバーグ?のような物体は「ランバーサポート」。
最近のものは「ポスチャーフィット」と呼ばれる、腰より下の骨盤部分を支えることにより背骨のS字カーブを保つというサポーターのようなパーツが付いたタイプが主流となっています。
私はポスチャーフィットを試したことはありませんが、ランバーサポートは猫背を半強制的に矯正してくれるので、姿勢の悪い私にはこちらのほうが合っていると思います。

ランバーサポートの難点は、発泡ウレタン素材のため経年劣化により破損する(割れる!?)らしいことです。
私の中古のアーロンは幸いなことにまだ壊れていません。(すでに交換済みなのかもしれません)


アーロンチェアの真骨頂、前傾チルトとリクライニングロック機構。

前傾チルト/リクライニングロック

前のめり方向に最大5度リクライニング可能(その位置でロックも可能)な前傾チルト機能はノートパソコンの操作や書き物をするときに非常に便利です。
ランバーサポートとの組み合わせにより、椅子任せに座るだけで正しい姿勢が保持され、腰・肩・背中の疲労が軽減されます。
姿勢の悪い私にとって、スピーナとの決定的な差はこの機能の有無でした。


右側には座面高さ及びリクライニングの固さ調整ノブがあります。

座面高さ調整/リクライニングの固さ調整

リクライニングの固さ調整は最初、ノブを回しても全然変わらないので壊れているのかと思いました(^^;)
冗談じゃなく、何十回転もさせないとはっきり変わりません。
逆に言うと、めちゃくちゃ細やかな調整が可能と言うことです(笑)
アーロンのこのしなるようなリクライニング感は個人的にかなり好みです。

ただアーロンチェアで一つ気になったのは、座面のガタです。
私が入手したアーロンは15、6年前の製造でほぼ経年劣化によるものと思われますが、新品でも多少のガタがあるとの報告がされています。


私好みの座り心地を実現するもう一つの要素がこの「ペリクル」と呼ばれるメッシュ素材。

ペリクル・サスペンション

硬すぎず柔らかすぎず、しっかり支えながらも適度な弾力により体圧を分散する「ペリクル・サスペンション」。
まるでトランポリンのような感触にやられました。
スピーナは座面が薄くて固いという印象で、低反発ウレタンのクッションを一枚敷きたくなりますね。


今回購入したアーロンは1998年製で、肘掛の高さ調整機構のロックが旧式のダイアル方式です。

旧型の肘掛調整機構(ダイヤル式)

ダイアル式のロックは使用しているうちに徐々に下がってくるという症状が出るそうです。
レバー式になった最近のロットではこのようなことは起こらないそうです。
ちなみに半年ほど使いましたが、自然に下がったことはまだありません。


最後に、ひざ裏のクッションについて。

膝裏のクッション

ランバーサポートとともに傷みやすいのが発泡ウレタン製のこの部品。
私のはすでに傷み始めています。
さらに加水分解が進行するとボロボロと崩れてきて、部屋中にウレタンのクズを撒き散らすことになるそうです(-_- )

正規ルートで購入した個体については例の12年間保証により無償で交換できますが、私のように中古で購入すると保証が効かなくなるので、パーツを購入することになります。
パーツは個人輸入品が広く市場に出回っていますが、日本の正規のサポートセンターでも購入可能とのことです。


--------------


結果、選んだのはアーロンチェアでした。

アーロンチェアは1994年に登場して以来大きなモデルチェンジも無く現在に至っており、その設計はすでに時代遅れといっても過言ではないでしょう。
ネットに溢れているステマっぽい絶賛の口コミには辟易としますが(^^;)、その座り心地が多くの人に永きに渡って支持されていることはまぎれのない事実です。

先入観にとらわれず、できれば実際に試座してみて、自分の好み、用途に合う椅子を選んでください。


 
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テーマ:家具・インテリア - ジャンル:ライフ

[2014/06/26 22:51] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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