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謎の激安ブランドGREEN.LのCPLフィルターを実写で比較
北大銀杏並木の撮影に備えて、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6レンズ用のサーキュラーPLフィルターを探していました。


それにしてもPLフィルターって、どうしてこんなに高価なのでしょう。

MZD14-150mm用の58mm径なら、マルミケンコーの一番安いグレードのものでも3,000円位はします。
より大きい径のハイグレード品なら、1万円を超えるモノもザラにあります(゚Д゚ )

しかもPLフィルターは思いのほか寿命が短く、2~3年で偏光カット効果に異常をきたすケースもあるそうで…それが事実なら、高級品の中古を個人売買等で安く購入するのも考え物ですね。

安価な新品を短いスパンで買い換える方が、対費用効果は高いかもしれません。



それならばと割り切って、とことん廉価品を追求したところ、みつけました。
新品で送料税込み1,000円以下という破格の品を。

それは「GREEN.L」という名の、いかにも怪しげなメーカーの製品。

調べたところ、中国の浙江省にあるShangyu GREEN.L Digital Photographic Equipment Co., Ltd.という会社が製造・販売しているそうです。


どれだけ破格かというと…Y!オークションの例では通常品が760円(+送料160円)、薄枠モデルでも850円(+送料)で出品されています。

なんと、径77mmのCLPフィルターですら、送料込み980円!ときています(^^;)

しかし、これで性能や耐久性が有名ブランドの製品と比べて遜色無いとなると、逆に1万円以上もする日本製のPLフィルターの値付けが甚だ疑問に思えてきませんか?

いったいどれだけマージンを取っているんだと( ゚Д゚)ゴルァ


GREEN.Lの値付けを見る限り、サイズにより価格がほとんど変わらないことから、製造コストに占める材料費の割合はごく僅かで、ほとんどが製造ラインを動かすコスト(設備・人件費)と輸送費に占められてるように思います。

噂によると、このGREEN.LのサーキュラーPLフィルターの原価は2ドル(約160円)ほどとか…。

サイズにより極端に価格差がある日本メーカーの価格設定が、余計に不審に思えてなりません。


まあこちらの製品も確かに怪しいニオイはしますが(笑)、先に挑戦された方のインプレッションを拝見しますと、一応ちゃんと使えそうな感じですし、試してみる価値は十分有りそうです(^^)


--------------------


入金後2日で商品が到着しました。

greenl_01t.jpg

マルミ等の通常品は前枠の張り出しが大きく、見た目恰好悪いので、薄枠タイプを購入しました。


ケースの形状はKENKOタイプ。レンズが収まる位置には、気持ち程度ではありますがクッション材も敷かれています。

greenl_02t.jpg

少なくともパッケージの簡素化だけで、大幅なコストダウンを図っているようには思えません。


フィルター本体の質感は、高いとはお世辞にも言えませんが、値段の割には健闘していると思います。

前枠の回転の手ごたえに多少雑な感じがあるものの、操作に支障は無いレベルです。



このGREEN.Lのフィルターの特徴は、とにかく全高が低い(薄い)こと。

一般的に、PLフィルターはその構造(回転する前枠と後枠を組み合わせている)から、どうしても通常のMCフィルター等よりも厚くなります。

greenl_04t.jpg

比べてみると、GREEN.Lの薄さが際立ちますね。

私がノギスを使って計測したところ、

 ・MARUMIの通常品:10.15mm(8.25mm)
 ・GREEN.Lの薄枠タイプ:8.65mm(5.90mm)
 ※括弧内はレンズ側取り付けネジ部を除いた枠のみの厚さ

でした。

しかもこの薄さにもかかわらず、きちんと前枠にもネジ山が切ってあります。

これで性能的にも遜色が無いとなると、本当に驚異の高コストパフォーマンスです。



参考までに、MARUMIの52mm径の通常グレード品。
(購入価格は確か2,500円位だったかと…)

マルミのこのコンパクトのような収納ケースは、使い勝手も見た目も非常に良いので気に入っています。

greenl_03t.jpg

なお、フィルターの性能を決める要素の一つであるコーティングについては、C-PLフィルターに関してはこれら日本製の有名ブランドのものでも通常グレード品にはマルチコートは施されていません

KENKOの「ZETA」クラスの製品になるとMC+PLになりますが、その分値段もアホみたいに高くなります。



<実写比較>

この調査のためだけに国産CPLフィルターを買い足すのは馬鹿らしいので、52mm→58mmのステップアップリングを噛まして、対応フィルター径52mmのG VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.に両者のフィルターを装着しています。

greenl_05t.jpg

ステップアップリングも中国製のノーブランド品なら398円程で購入できるところ、ちょうどY!オークションにケンコーの日本製ステップアップリングが500円で出品されていたので、そちらを購入しました。

万が一、工作精度が悪くてステップアップリングの水平が出ていない、なんてことがあったら正確な比較ができなくなるので念のため。


「JAPAN」の文字が誇らしげです(^^)

greenl_06t.jpg

検証には、色癖が少ない(と個人的に思っている)GF1を使いました。

greenl_08t.jpg

一応、レンズとの相性も考えてのことです。

参考までに、GREEN.Lの58mmをMZD14-150mmに装着したところ…

greenl_07t.jpg

見た目だけなら、有名メーカーの通常グレード品よりもすっきりして良い感じです。



空を撮り比べてみました。

(上から1.フィルター無し、2.MARUMI、3.GREEN.L。撮影モード:Aモード、WB:オート、フィルムモード:スタンダード、フォーカス:MF無限遠、ISO100、絞りF6.3で統一。導かれたシャッタースピードは1.フィルター無しが1/640、2.MARUMIが1/100、3.GREEN.Lが1/160)

greenl_13t.jpg
greenl_14t.jpg
greenl_15t.jpg
(RAWデータをSILKYPIXでJPEGへデフォルト設定で現像後、PhotoshopCS2でリサイズ+文字入れ込み)

窓を閉めて室内から撮影したため、映り込みが入ってしまっていますね m(_ _)m

また、太陽との位置関係によっては、このように青の濃淡がムラになるので(-_-;)注意してください。

greenl_21t.jpg

フィルター無しが一番綺麗な発色じゃん!…というもっともな意見はこの際置いておいて(^^;)、私は元の青の色味を残したまま単純に濃くしたように見えるマルミに軍配を上げました。

GREEN.Lの方がより濃いと見る向きもあると思いますが…どうでしょう、私には何となく緑がかっているというか…くすんでいるように見えます。


まずフィルター(ガラス)自体が、GREEN.L(上)は緑
マルミ(下)は少し青味がかっているように見えます。

greenl_25t.jpg
(H24.8.17追加)

別の画像で比較してみても、

greenl_11t.jpg
greenl_12t.jpg

やはりGREEN.Lのそれは少しくすんでいるように感じられます。

ただ、マルミのフィルターは8か月程前に購入したもの(使用回数は2、3回)でして、多少なりとも劣化が進んでいて、色合いが微妙に異なった可能性が無くはありません。
GF1との相性もあるでしょう。

余談ですが、PLフィルター装着により光量が2段分程度減少していることも分かりました。




次に空以外の色表現の比較。

(上から1.フィルター無し、2.MARUMI、3.GREEN.L。撮影モード:Aモード、WB:オート、フィルムモード:スタンダード、フォーカス:AF、ISO100、絞りF5.6で統一。導かれたSSは1.フィルター無しが1/50、2.MARUMIが1/20、3.GREEN.Lが1/15)

greenl_16t.jpg
greenl_17t.jpg
greenl_22t.jpg
(RAWデータをSILKYPIXでJPEGへデフォルト設定で現像後、PhotoshopCS2でリサイズ+文字入れ込み)

写真の撮り方が良くなくてはっきりとした差が出ていませんが、マルミもGREEN.Lもカード表面の反射光をカットしており、この意味でのPLフィルターの性能には問題は無いようです。

greenl_23t.jpg

また、配色カードの色バランスに大きな崩れは見られませんでした。

GF1の背面液晶では、GREEN.Lの画像は若干緑がかっているように見えましたが、PC画面上ではほとんど気になりませんでした。

乱反射が少ない被写体の色の再現性に関しては問題無さそうです。




<総評>

難癖を付けた色味も、この程度の違いであれば、実質的にほとんど支障は無いでしょう。

耐久性は使い始めたばかりでまだ分かりませんが、AFは問題なく効きますし、乱反射光のカット等の基本性能にも大きな差は無さそうです。

特に大口径フィルターのコストパフォーマンスは抜群に高いので、ブランドにこだわらないのならGREEN.Lという選択は十分有りだと思います。




<あとがき>

今回の検証から学んだこと。
それは、常用でないPLのようなフィルターはステップアップリングを使って使い回せばいいということです。

37mm→58mmなんてアダプターもありますから、マイクロフォーサーズ(というか私のレンズラインナップ)なら基本58mm用が1個あれば用は足りそうです(^^)v


 
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